カーボンのメタライジング法を用い、CNTにチタンを大量にドープしてチタンカーバイド(TiC)合金に変身させることできます。 得られたTiCはCNTとほぼ同じ形状を有したTiCナノファイバーに変身します。
TiCナノファイバーをさらに燃やすと、二酸化チタン(TiO2)ナノファイバーが得られます。 この場合も、形状、サイズおよび凝集状態を含めて、元のCNT形状がほぼ維持されますので、CNTをテンプレートとした酸化チタンナノファイバーの形成となります。
XRDの分析結果によると、得られた酸化チタンナノファイバーはルチルとアナターゼの混合結晶系となっています。 比表面積が大きいので、高効率な光触媒として期待できます。