ナノカーボン分散セラミック焼結体
★ Sintered ★
硬度が期待されるセラミックス（SiC、WC、・・・）材料にCNTやグラフェンを添加して焼結すると、脆さを補う靱性が生まれることがあります。
もっともポピュラーな金型材として利用されているWCは、コバルトをバインダーとして入れているため、WC単体の硬度は得られません。 また、バインダーレスの焼結体は硬さにおいて非常に魅力的ですが、脆さがあります。 そこで、CNTを少量添加し、バインダーレスで焼結すると、靱性が大幅向上する場合があります。 そのメカニズムはまだ解明できていませんが、CNTが、破壊するときに生じる亀裂の進行を食い止めている可能性が考えられます。
また、CNTやグラフェンを添加して焼結することにより、熱伝導性を高める効果が期待できます。
当社では、保有するプラズマ焼結装置と独自のナノカーボン材料で、自由度の高い試作にお応えできます。
