カーボンマイクロコイル

◎ CMC ◎

 カーボンマイクロコイル [CMC] は、炭素でできたスプリングのようなコイル状の炭素物質です。 コイル直径が数ミクロンのため、マイクロコイルと称されます。 コイル径が平均的にミクロン以下のものはナノコイルとも呼ばれますが、呼称は統一されておりません。 なお、当社では、ナノコイルもマイクロコイルと称しています。

 CMCは、一本一本の導電性や機械的強さはCNTに及びませんが、バルク材料としての導電性はCNTより高い。 また、CMC固有の特徴であるスプリング形状によって、伸縮に伴う抵抗率の変化があり、圧力センサー材料として利用可能です。 あわせて、その形状から、特に高周波帯域での電磁波吸収特性が優れており、 電磁波遮蔽材や高周波加熱用坩堝などへの応用が考えられています。

 その他の特徴として、CMCの結晶構造はアモルファス成分が多く、表面に多くの活性サイトを保有しています。 他の物質に対する吸着能力や反応力が高いことから、 CMCの表面やコイル内部に各種機能性ナノ粒子を担持させることができます。

 

コイル径: ~1µm
線径: ~100µm
長さ: 10~30µm
炭素純度: >95%
As-Grown CMCのSEM像

As-Grown CMCのSEM像
 

As-Grown 放射状CMCのSEM像

As-Grown CMCのSEM像:
放射状に成長する場合が多い
 

Agペースト添加CMC

CMCにAgペーストを添加すると、
抗菌作用が付与される。
 

Niナノ粒子担持CMC

CMCにニッケルナノ粒子を担持させ、
磁性を持たせるとともに、
インダクタンスをチューニングすることも可能。
通常の溶液処理だけで、
Ni粒子はCMC表面に選択的に吸着される。