CNT黒体/光低反射板

● CNT-Blackbody ●

自然物質で最も黒いもの:垂直配向CNT膜 >> 平面黒体に

[動画] NHK-BS『ワイルドライフ』にて放送された弊社CNT黒体関連の映像

 垂直配向CNTには、もう一つのユニークな特徴があります:非常に黒いことです。

 一般的に黒いカーボン材料の中でも、ひときわ黒い垂直配向CNTの光の吸収率は、 放射温度計の放射率校正によく使われている黒体炉とほぼ同じレベルと言われています(産総研様の研究成果により)。 黒体炉は、円筒状の空洞によって光を閉じ込める構造の複雑な装置ですが、 このCNT黒体は、各種基板やフィルム、シートに転写できますので、どこにでも貼り付けて使用することができます。

 CNT黒体の黒さの秘密は、配向性にあります。 垂直配向CNTの先端がブラシのような状態であることから、その微細な隙間がちょうど光を共鳴吸収する構造となっています。 従って、表面に触れるとCNTの先端構造が変化し、黒くなくなります。

 用途の一つは、放射温度計の放射率校正用として、黒体炉や黒体ペーストの代わりにご使用いただけます。 また、CNTは純粋なカーボン素材でバインダーなどが含まれていませんので、不活性雰囲気中では、約2000℃まで加熱することが可能で、 高温領域での放射率補正や光源開発に役立ちます。

 また、光の反射や背景光を抑えたい生物試料からの微弱光検出や光学顕微鏡、カメラ鏡体などの光学分野において、 CNT黒体は、高性能な黒背景材としてご提示できます。